無料ネットショップ開設サービスのBASE＜4477＞が9日に発表した2021年12月期 連結の業績は、最終利益が前年同期5億8,400万円から△11億9,400万円の赤字へ転落した。TVCMやWebマーケティングなど積極的なプロモーションやプロダクト開発の体制強化により販管費が大幅に増加したほか、出資先株式の減損処理に伴う特別損失の計上により、最終損失が拡大した。
一方、主力のネットショップ開設サービスBASE事業をはじめ、オンライン決済サービスPAY事業の流通総額（GMV）はともに高い成長を維持しており、売上高は前期比19.8%増の99億3,100万円と過去最高。累計ショップ開設数は2022年1月に170万ショップを突破した。
同社では今後3年間で最大250億円規模の先行投資を実行する計画。2021年12月末時点で約240億円の現預金と純資産約151億円を保持しており、これら財務基盤を武器に来季以降も積極的な先行投資を継続し、2025年12月期の黒字化を目指す方針だ。
