雑誌定期購読サイト「Fujisan.co.jp」運営の富士山マガジンサービス<3138>が14日に発表した2021年12月期 連結業績は、営業利益が前期比62.5%増の5億25,00万円と好調だった。雑誌出版市場が縮小するなか、雑誌定期購読者の囲い込みや新規読者獲得の各マーケティングチャネル充実、SEO対策などが奏功し、総登録ユーザー数が前年度末から230,747人増えて3,749,692人に増加。うち継続課金ユーザー数は634,634名へ伸長した。また、イードと立ち上げたイデアが手掛ける出版社ECサイトの運営支援事業も堅調な立ち上がりを見せているほか、2018年2Qに事業を開始した電通との合弁会社magaportが、雑誌読み放題を中心に堅調に推移し、グループ売上の32.2%を占めるまでに成長した。加えて、新型コロナウイルス感染症の影響で従業員の過半数がリモートワークを継続することを想定し、オフィスフロアを半減したことで、オフィス関連の固定費が減少、利益を押し上げた。2022年12月期は取扱⾼,122億円、総登録会員数408万⼈を目指す。
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