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2021年売上500%成長、常在細菌サプリ・化粧品開発のKINS、ジャフコ、エースタート、Abies Venturesなど総額9.5億円調達。海外展開へ

2021年売上500%成長、常在細菌サプリ・化粧品開発のKINS、ジャフコ、エースタート、Abies Venturesなど総額9.5億円調達。海外展開へ

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ヒトの身体に存在する常在細菌を活かしたサプリメント、化粧品の開発、販売を行うKINSは22日、ジャフコグループエースタートAbies Venturesよる第三者割当増資に複数の金融機関からの融資を加えた総額9.5億円の資金調達を行ったことを明らかにした。調達した資金で積極的な人材採用を行い、新規プロダクトラインの拡大をはじめ、マイクロバイオーム(微生物叢)研究を加速するほか、自社ブランドKINSの台湾、シンガポールへの海外展開、クリニック事業や動物病院開業などに投下する。

KINSは2018年12月に設立。腸内環境や皮膚の常在菌バランスを整えるサプリメントやシャンプー、美容液などを開発し、サブスクリプション形式などで提供する。同社は医療法人の理事長を務めていた代表の下川 穣氏が、2,500人以上の慢性疾患患者に対して、ヒトの身体に存在する常在細菌を生かした治療や生活習慣改善指導経験を背景に創業。腸内や皮膚、頭皮などヒトの身体に存在する1000兆個ともいわれる常在菌のバランスを整える「菌ケア」を掲げてサービスを展開し、これまでに累計ユーザ約15,000人(2022年1月時点)の皮膚、頭皮、腸内の常在菌データを分析してきた。2021年には新商品を5つローンチし、KINS WITHという愛犬愛猫用の新ブランドを立ち上げ、細菌叢、真菌叢の検査を自前でできるラボも設立。売上高500%の成長を遂げた。

「大学病院を含む複数の共同研究によって菌データが爆発的に積み上がってきており、慢性症状・慢性疾患を根本から解決する種が次々生まれています。KINSの成長と疾患の改善、医薬品の開発のための研究が一体となる形の確立を目指します」(KINS 代表 下川穣氏)。

今後は、台湾、シンガポールを皮切りにグローバル展開を進め、同社スローガン「菌をケアすることが当たり前である世の中にする」を目指し、事業拡大を図っていく。

 

Data Base KINS

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