24日、クラウドソリューション事業を展開するBeeX <4270>が東証マザーズ市場へ新規株式を上場した。初値は、公開価格1,600円を134.38%上回る3,750円だった。公開株数は362,200株。株式上場による資金吸収額は5.7億円。市場から調達した資金は、人材採用や借入金の返済などに充てる。
BeeXは2016年3月に設立。企業の基幹システムの基盤環境をオンプレミスからクラウドへ移行するサービスやその保守・運用サービスを主軸としたクラウドソリューション事業を行っている。中でもSAPシステムのクラウド移行や環境構築、移行後の運用サービスは、創業当初から特化してきたサービスで、SAPシステムのクラウド化に携わってきたコンサルタントが集結しており、AWS、Microsoft、 Google、SAPが提供する各種認定技術者資格を保有する数多くのエンジニアを育成している。
ビジネスモデルは、主に顧客企業へのコンサルティング、基盤設計、基盤構築、 移行を行うクラウドインテグレーションによって導入企業を開拓し、継続利用企業を蓄積すること。これにより、ストック型収益となる、クラウド上のサーバー監視やバックアップなどの運用代行、保守サービスなどのほか、パブリッククラウドやセキュリティソフトウエアなどのライセンス販売、月額課金の代行サービスを提供し、安定収益化を図っている。直近の業績は2021年2月期売上高40億6,000万円、経常利益3億2,900万円、純利益2億4,600万円だった。
Data Base BeeX