北大発AIベンチャー企業の調和技研は1日、生活協同組合コープさっぽろ、ダイコク電機、大地みらい信用金庫、DTSインサイト、中西金属工業、北海道グロース1号(北海道銀行)、個人投資家から総額3億円の資金調達を行ったことを明らかにした。調達した資金でAIプロダクト開発におけるAIエンジニアの採用強化を図るほか、AIプロダクト化に向け、社内の開発インフラ基盤の強化や標準化、製品化に必要なAI開発・学習プロセスの導入・定着化向けの人材増強も行い、AI事業の拡大を加速させる考え。
調和技研は2009年11月設立。AI研究で実績を持つ北海道大学調和系工学研究室の教授らによって創業した北大発ベンチャー企業。AIの研究開発を軸に企業のAI導入支援、運用、コンサルティングサービスなどを行っている。多くの大学AI研究室と連携体制を持ち、高度な専門性を有した研究開発能力が強み。経産省「はばたく中小企業・小規模事業者300社」、札幌商工会議所「北の起業家表彰」奨励賞などを受賞するほか、総務省戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)などの研究補助事業に採択。2019年にはバングラデシュに開発拠点を設立した。
Data Base 調和技研