ソフトバンクグループが12日に発表した2022年3月期の連結業績は最終利益が△1兆7,080億2,900万円の大幅赤字に転落した。前年同期は4兆9,879億6,200万円の黒字だった。
投資ファンド(ソフトバンク・ビジョン・ファンド)のSVF1、SVF2などがロシアの軍事侵攻などの影響を受けた。多くの上場投資先の株価が下落、未上場投資先の公正価値も伸び悩んだことで投資損失額が3兆7,388億円に膨れ上がった。
SVF1は22年3月期に33.3億米ドルの投資を実施。3月末時点で82銘柄を保有。このうち同期に12社が上場し、上場投資先は22社。SVF2は同期に合計408.2億米ドルの新規と既存投資先への追加投資を実施。累計投資額は475.4億米ドル。3月末時点の保有銘柄は250。このうち同期11社が上場し、上場投資先は14社だった。
Data Base ソフトバンクグループ