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口コミマーケティングのアジャイルメディア・ネットワークが11日に発表した2021年12月期の連結業績は最終損失が△7億4,000万円の赤字と落ち込み、3億6,800万円の債務超過に陥った。
クライアント企業のリアルイベント開催中止が継続していることで、主力事業のアンバサダープログラムの導入数が低調だったことに加えて、2021年5月に発覚した同社の元役員による資金流用事件や台湾子会社の架空取引などを受け、調査費用6,900万円、決算訂正にかかる訂正監査の費用、違約金など4億2,300万円を含めた累計 6億4900万円の特別損失が響いた。今後は年内に資金調達を実施するほか、収益力向上とコスト削減による経営合理化を図ることで財務基盤の安定化を図る計画。
なお、2021年12月期の有価証券報告書を延⻑承認後の提出期限までに提出ができなかったことで、同社株式は4月28日より監理銘柄へ指定されていたが、11日付で解除された。
Data Base アジャイルメディア・ネットワーク