東京証券取引所は27日、運用型インターネット広告やSEOコンサルティングサービスを提供するAVicの東証グロース市場への新規上場を承認した。上場予定日は2022年6月29日。
AVicは2013年8月設立。主に検索連動型広告、ディスプレイ広告、インフィード広告などといった運用型のインターネット広告サービスに加え、SEOコンサルティングサービスの提供を行う。自社開発したマーケティングDXツールを活用することで、サービス提供における作業時間の短縮、自動化による効率化を図っている。
インターネット広告サービスは、メディア運営会社から広告枠を仕入れ、クライアントにコンサルティングを行った上で広告枠を販売し、その対価として得る媒体費とコンサルティング手数料が収益。SEOコンサルティングサービスでは、検索結果画面の検索順位上昇を狙った対策キーワードの選定から現状分析/競合分析からの戦略立案、Webサイト構造の最適化、Webサイト内記事ページの企画と制作などを行い、その対価として主にコンサルティング手数料や記事コンテンツ制作料などが収益となる。
代表の市原創吾氏は、2009年3月に大学卒業後、サイバーエージェント入社。インターネット広告を中心としたWebマーケティングなどに従事し、2018年3月にAVicへ参画、代表取締役に就任した。直近の業績は、2021年9月期(単体)売上高 13.2億円、経常利益 1.1億円、純利益 7,800万円だった。
Data Base AVic