5月31日に東証グロース市場へ新規株式を上場したAIソリューション事業を展開するトリプルアイズ<5026>は上場2日目の1日、公開価格880円を150%上回る2,200円で初値をつけた。この日の高値は2,319円。終値は2,200円だった。上場初日は取引開始から買いが膨らみ、買い気配のまま前場、後場の取引を終え、初値がつかなかった。621,000株。株式上場による資金吸収額は5.4億円だった。
トリプルアイズ2008年9月に資本金360万円で設立。独自開発AIエンジンを強みとしたAIソリューション事業を主軸に企業研修事業や将棋道場・教室の運営などを行う。主力のAIソリューション事業は、AIエンジンを独自に設計、構築できるSIer・システム開発会社として、顧客先ニーズに最適なAIシステムをトータルで提供するほか、独自開発したAIエンジンによる画像認識プラットフォーム「AIZE」の展開も行っている。
同社は当初、1月26日に東証マザーズへの新規上場承認を受け、3月4日に株式上場する予定だったが、新型コロナウイルスのオミクロン株の世界的な感染拡大や直近の市場動向などを考慮し、2月10日に上場を取りやめる方針を決議。3月4日の東証マザーズ上場を取りやめた。直近の業績は、2021年8月期売上高21億2,200万円、経常利益8,300万円、純利益 3,800万円だった。
Data Base トリプルアイズ
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