商用EVの開発、製造を行うEVモーターズ・ジャパンは2日、台湾のグローバルIT企業Wistron Corporation(台北)からシリーズBの追加出資として1億円の資金調達を行ったことを明らかにした。これにより、シリーズBの調達総額は 7.26億円となり、シリーズ A から累計資金調達額は総額 9.26億円になった。Wistron CorporationはEV モーターズ・ジャパンに資本参加し、EMSサービスや海外事業展開での協業を目論む。
EVモーターズ・ジャパンは2019年4月設立。バスやトラックなどの商用EV車や急速充電器の開発、製造、販売のほか、蓄電池・PVを活用した再生可能エネルギー事業を展開している。開発中の車両には、独自技術開発の「アクティブ・インバータ」を搭載。これにより、BMSとモーターを最適に制御し、バッテリー劣化防止と電力消費を大幅に削減。バッテリーの長寿命化と長距離走行を実現する。
現在、デモ車や試作車両の製作、増員による体制強化を進めており、今年度からは多様なラインナッ プ創出をすべく、商品開発に投資を行っていく方針。今後は北九州工場の建設を計画しており、日本初となる商用EV量産体制の準備に取組んでいく。
Data Base EVモーターズ・ジャパン