企業間取引ECサイト運営のラクーンホールディングス<3031>が10日に発表した2022年4月期連結の業績は最終利益が前期比△55.7%減の3億5,400万円で着地した。フィナンシャル事業の売上原価が増加したほか、プロモーション強化による広告宣伝費や人件費が増加した。さらに、一部投資先の業績不振に伴う投資有価証券評価損に加えて、家賃保証事業を展開する連結子会社ラク ーンレントが新型コロナウイルス感染症拡大の長期化などを受け、のれんの減損損失1億4,700万円を計上、利益を圧迫した。
一方、売上高はEC、フィナンシャル事業ともに堅調に推移し、前期比9.7%増と伸長した。主力のEC事業「スーパーデリバリー」の会員数は、前期末比58,108店舗増加の278,219店舗、出展企業数は前期末比538社増加の3,171社となった。
Data Base ラクーンホールディングス