フードD2C事業を展開するSEAMは23日、ひょうご神戸スタートアップファンドをリードインベスターとし、広島ベンチャーキャピタル、iFund、Full Commit Partners、ほか個人投資家から総額約6,200万円の資金調達を行ったことを明らかにした。調達した資金は人材採用をはじめ、自治体や地域との連携を強化による製造拠点の開拓や新商品の開発、商品改良、マーケティングなどに充てる。
SEAMは2017年3月設立。和ピクルス「和もん」や低アルコールクラフトカクテルブランド「koyoi」の開発、販売など、フードD2C事業を展開する。2020年4月15日にクラウドファンディング「Makuake」で事前登録販売を行った「和もん」は公開2時間で目標金額30万円を達成し、1カ月で約3,000食が完売。2021年9月には低アルコールのクラフトカクテルブランド「koyoi」をリリース。低アルコールに加え、自然由来の原料に拘った独自コンセプトが20から30代女性を中心に支持され、購入ユーザーは累計2,500名を超えた。
代表の石根友理恵氏は第一子の妊娠中に起業したママ起業家。当初はYouTubeによる知育事業を展開していたが、妊娠、出産を経て、“食とメンタルヘルス”の領域に興味を持ち、フードD2C事業へピボットした。起業前はサイバーエージェントに新卒で入社し、その後、ワンオブゼムでデジタルマーケティング、PRに従事していた。
「私にとってお酒は、自分の人生に彩りを与えてくれる無くてはならない存在です。一方で、飲み過ぎによる健康被害や自己肯定感の低下などお酒の負の面を経験してきました。お酒によって生まれる幸せを享受しながら、より安全に楽しむにはどうすればいいのだろうか…そこから始まったのが、低アルコール事業です。自分自身が時々の自らの状態に寄り添い、適切な商品と飲み方を自分の意思で選択し、その時間をより至福にしていく。そんなアルコール文化を多くの方が享受できるよう、カクテルライン「koyoi」をはじめ、今後もさまざまな商品ラインナップを展開しながら歩んで参ります。」(SEAM 代表 石根友理恵氏)
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