東京証券取引所は24日、女性向けパーソナルスタイリングサービス「airCloset」を運営するエアークローゼットの東証グロース市場への新規上場を承認した。上場予定日は2022年7月29日。
エアークローゼットは2014年7月設立。国内在住の女性を対象に、自分の好みやサイズを登録するだけでプロのスタイリストが選定した洋服が届くパーソナルスタイリングサービス「airCloset」のほか、洋服の購入にあたり、スタイリストのアドバイスを受けられる「airCloset Fitting」や、パーソナルスタイリングの店舗型サービス「airCloset × ABLE」などを提供する。airClosetは、月額定額制のサブスクリプション型モデル。1度に3着の洋服をコーディネートし、ユーザー指定の住所に郵送する。ユーザーとスタイリストのコミュニケーションはオンラインで行われ、洋服の利用後はそのまま返却するだけでまた次の洋服が届く仕組み。ユーザーはレンタル中の洋服を気に入れば、購入もできる。
ユーザーの年齢層は20代から50代女性と幅広く、中でも30代後半から40代が中心で、働く女性が93.5%、子供を持つ女性が55.8%を占める。2022年3月末時点、無料の登録会員は70万人、月額会員は32,297人。直近の業績は2021年6月期、売上高 28億8,705.7万円、経常利益 2,935.9万円、純利益 △3億4,465.3万円だった。
代表の天沼 聰氏は、英ロンドン大学卒業後、アビームコンサルティングでIT・戦略系のコンサルタントとして従事。2011年9月、楽天に入社。UI/UXに特化したWebのグローバルマネージャーを務め、2014年に同社を創業。ファッションレンタルサービス「airCloset」事業を立ち上げた。
Data Base エアークローゼット