29日、プロジェクト管理ツール「Backlog」やビジュアルコラボレーションツール「Cacoo」などを開発、提供するヌーラボ<5033>が東証グロース市場へ新規株式を上場した。初値は955円で公開価格1,000円を△4.50%下回った。公開株数は2,230,100株。株式上場による資金吸収額は22.3億円。市場から調達した資金は、広告宣伝費や外注費、人材採用などに充てる。
ヌーラボは2004年3月設立。福岡をベースにアメリカ、オランダ、シンガポールに子会社を展開し、プロジェクト管理ツール「Backlog」を軸にビジュアルコラボレーションツール「Cacoo」、ビジネス チャットツール「Typetalk」、ID管理ツール「Nulab Pass」の4つのサービスを提供している。
主力サービスのBacklogは、コラボレーション型のプロジェクト管理ツールとして、どんな分野のビジネスパーソンでも使いこなせるUI、操作性などが売り。Saas型サービスで、一部プランを除き定額ユーザー数無制限によるサブスクリプションモデルで提供。同社全体売上の大半を占めている。
直近の業績は2022年3月期(連結)売上高 23.2億円、営業利益1.6億円、経常利益 1.6億円、純利益 1.9億円だった。2023 年3月期の業績予想は、売上高27.7億円(前期比19.0%増)、営業利益8,700万円(同△47.9%減)、経常利益7,600万円(同△53.2%減)、純利益7,700万円(同△60.6%減)の見通し。
Data Base ヌーラボ
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