28日、AIを活用したM&A仲介サービスを展開するM&A総合研究所<9522>が東証グロース市場へ新規株式を上場した。初値は2,510円で公開価格1,330円を88.72%上回った。公開株数は4,783,800株。株式上場による資金吸収額は63.6億円。調達資金は事業拡大に必要な人材確保のための人員採用費などに充てる。
M&A総合研究所は2018年10月設立。自社開発のAIマッチングアルゴリズムを活用した完全成功報酬型のM&A仲介サービスを手掛けている。従来のM&A仲介サービスにテクノロジーを組み込むことで効率化し、マッチング相手の探索から成約までのスピード短縮化を図った。2021年9月期に成約した全案件の平均成約期間は6.2ヶ月だった。着手金や中間報酬なしで、M&A成約時にのみ仲介手数料を収受する完全成功報酬型モデルが売りだ。
直近の業績は2021年9月期売上高13.2億円、経常利益5.5億円、純利益3.6億円だった。今期の2022年9月期業績予想は売上高29.9億円(前期比125.7%増)、営業利益12.7億円(同125.7%増)、経常利益12.4億円(同123.4%増)、純利益8.8億円(同139.6%増)の見通し。
Data Base M&A総合研究所