楽天グループ<4755>が10日に発表した2022年12月期2Q連結の業績は税引前利益が前年同期△955億1,800万円から△2,144億8,700万円へ赤字幅が大幅に拡大した。モバイル事業の赤字拡大が主な要因で、同損失額は△2,593億2,800万円(前年同期△1,972億8,200万円 )となり、前年同期から△620億4,600万円悪化した。自社基地局設置など先行投資を継続しており、自社ネットワークエリア拡大の前倒しに伴う減価償却費など、ネットワーク関連費用が増加し、赤字が膨らんだ。一方、モバイル事業の売上収益は同53.8%増の1,649億8,300万円に伸長。通信料金無料キャンペーン終了に伴い、楽天モバイルの契約ユーザー数は減少(568万/3月末→546万/6月末)したものの、通信料金の支払を開始したユーザー増加が売上収益増加につながった。
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