飲食店向け仕込みマッチングサービスを展開するシコメルフードテックは7日、リードインベスターのHeadline Asiaをはじめ、 SIG Asia Investment、ICMG Partners、アグリビジネス投資育成、Plan•Do•See、ほか個人投資家1名からシリーズBとなる総額8.2億円の資金調達を行なったことを明らかにした。累計資金調達額は約10.9億円。調達した資金で物流管理システムの改修や商品在庫管理のシステム構築、「シコメル」アプリのUI、UXの改善を図るほか、人材採用を積極化する。来年6月までに現在の20名から40名体制へ増員する計画で、組織体制、マーケティングを強化し、事業成長の加速を狙う。
シコメルフードテックは2019年12月設立。飲食店やフード事業者と食品工場をつなぐプラットフォーム「シコメル」を展開する。シコメルは飲食店やフード事業者のレシピを元に、味や見た目を忠実に再現した「仕込み済み商品」を、提携食品工場で製造するサービス。飲食店が同プラットフォームを活用することで、食材を素材から仕入れる場合に比べて、仕込み作業の大幅軽減につながり、これまでの仕入れ業社への発注品数を大きく減らすことが可能。受発注業務や請求・支払業務などのバックヤード業務などの効率化を図ることができる。2020年10月にサービスを開始し、2022年9月1日時点のアプリダウンロード数は16,000超、登録店舗数2,709店、提携工場109。今後は飲食店に加えて、宿泊施設や病院、介護施設などといった食事を提供する施設への導入拡大も目指す。
Data Base シコメルフードテック