11月30日に東証グロース市場へ新規株式を上場した eスポーツイベント事業を展開するウェルプレイド・ライゼスト<9565>は上場2日目となる1日、公開価格1,170円の3.5倍となる4,200円で初値をつけた。時価総額は公開時の31億5,900万円から167億4,000万円に拡大した。上場初日は、取引開始から買いが膨らみ、買い気配のまま前場、後場の取引を終え、初値がつかなかった。公開株数は496,200株。株式上場による資金吸収額は5.8億円。
ウェルプレイド・ライゼストは2015年11月設立。ゲームメーカーなどに対して、eスポーツイベントの企画・運営を行う「クライアントワー クサービス」を主軸に、eスポーツ選手はじめ、eスポーツに関 わる実況者や解説者、インフルエンサーなどに対して様々な収益機会を提供する「パートナーソリューションサービス」と、eスポーツにおけるサービス、コンテンツの企画・開発を行う「ビジネスデザインサービス」の 3つの事業を展開する。2017年6月にカヤックと業務資本提携し、カヤックが株式の過半数を取得、同社子会社となった。上場後もカヤックの株式保有比率は過半数を超える見込みだが、同社の承認を必要とする取引や業務は存在せず、事業における制約もなく、独立した意思決定による独自の経営を行っていく。直近の業績は、2021年10月期売上高 16億7,147.6万円、経常利益 1億3,161.9万円、純利益 8,235.5万円だった。2022年10月期の業績予想は、売上高 20億100万円、経常利益 1億5,500万円、純利益 1億300万円の見通し。
Data Base ウェルプレイド・ライゼスト