AnyMind Groupは12日、「確認すべき事項が発生」したとして、15日に予定していた東証グロース市場への新規上場を取りやめる決議を行ったことを明らかにした。公募による募集株式の発⾏、株式売出しを中止する。今後の上場手続きの再開時期は「状況を慎重に見極めたうえで総合的に判断したい」とした。同社の上場中止は2度目。今年3月30日にマザーズ市場への株式上場を予定していたが、ウクライナ情勢や直近の市場動向などを理由に取りやめた。
AnyMind Groupは、2019年12月に設立。新しくブランドを立ち上げたいクリエイターや既にブランドを有するブランド運営事業者に対して提供するマーケティングプラットフォームサービスを軸に、ブランドの生産管理をはじめ、ECサイト構築・運営、物流管理を支援するD2Cプラットフォーム「AnyFactory」、「AnyShop」、「AnyLogi」を、アジア・中東を中心に13カ国・地域で展開している。2021年12月期の同社マーケティングプラッ トフォームにおける取引顧客数は1,000社超で、うち75%が海外。2022年9月末時点、同プラットフォーム上の登録インフルエンサー情報は45万人以上(グローバル)。加えて、1,400 チャンネル以上のYouTuber、1,300社以上のパブリッシャー、200社以上の製造工場とのネットワークを有している。直近の業績は2021年12月期売上高192億5,259.7万円、経常利益 △5億3,859.1万円、純利益△8億995.2万円だった。
Data Base AnyMind Group