22日、ライブ配信サービス「ふわっち」を運営する jig.jp <5244>が東証グロース市場へ新規株式を上場した。初値は公開価格340円を40.00%上回る476円だった。公開株数は3,789,700株、初値ベースの時価総額200億1,800万円、株式上場による資金吸収額 12.8億円。調達資金は事業拡大を狙い人材採用などの人件費に全額を充てる。
jig.jp は2003年5月設立。スマートフォンやPCを使い、誰でも簡単にライブ視聴、配信を行うことができるサービス「ふわっち」を軸にフィーチャーフォン向けフルブラウザアプリ 「jigブラウザ」やTwitterアプリ「jigtwi」の開発、提供を行うほか、企業や自治体向けの事業なども手掛ける。主力事業のふわっちは、スマートフォン搭載カメラなどを使ってライブ配信を行うサービス。視聴ユーザーはライブ配信を視聴しながら、コメントの送信やアイテム利用などにより配信者や視聴ユーザー同士がコミュニケーショ ンを図ることができる。メインユーザー層は30~40代。アマチュアの配信ユーザ ー層がマジョリティを占めることで他社と差別化を図っている。収益モデルは、ライブ配信中に視聴ユーザーが使用するアイテムの販売で、グループ収益の約99%を占めている。2022年3月期4Qの配信UU数は41,376人、課金UU数52,669人、課金総額2,314,816,000円、ARPPU43,950円。
直近の業績は2022年3月期売上高 89億8,422.3万円、経常利益 △2億5,370.9万円、純利益 △2億1,507.1万円だった。2022年12月期業績予想は、売上高 101億9,800万円、経常利益 9億2,100万円、純利益 8億4,400万円見通し。
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