民間ロケット開発ベンチャーのインターステラテクノロジズは27日、 SBIホールディングス連結子会社 SBIインベストメントが運営する投資ファンドから10億円の資金調達を行なったことを明らかにした。 SBIインベストメントの運営ファンドが、ロケット分野へ投資するのは今回が初めて。調達資金は開発中の超小型人工衛星打上げロケット「ZERO」の研究開発、設備投資のほか、人材採用、材料費などに充てる。
「巨大な宇宙産業におけるさらなる国益の拡大に向け、SBIグループおよび協力パートナーのネットワークを活用するとともに、法整備や資金面など官民による多方面からの一層の支援に期待しています。」(SBIホールディングス 代表 北尾吉孝氏)
インターステラテクノロジズは2003年5月にホリエモンこと元ライブドア代表の堀江貴文氏がSNS社として創業し、2013年1月にSNSのロケット開発事業を継承したインターステラテクノロジズを設立した。超小型人工衛星を低コストで打ち上げることのできるロケット開発を行っており、2019年5月4日に打ち上げた観測ロケット「MOMO」3号機は、国内の民間企業単体のロケットとして初めて宇宙空間に到達した。その後も2機が宇宙空間到達に成功。現在、100kgまでの超小型人工衛星を打ち上げるためのロケット「ZERO」の開発に注力しているほか、2021年1月に戦略子会社として Our Stars を設立。人工衛星の研究開発や人工衛星を活用したソリューション開発を進めている。
Data Base インターステラテクノロジズ