食材のオンライン直売サイト「食べチョク」を運営するビビッドガーデンは25日、地方銀行系ベンチャーキャピタル計6社と独立系のWCPからシリーズCエクステンションラウンドとして総額約7億円の資金調達を行ったことを明らかにした。昨年6月に実施した総額13億円の資金調達を合わせて、シリーズCでの累計資金調達額は20億円となった。調達した資金でエグゼクティブ人材の採用を強化するほか、企業との連携による事業拡大、マーケティング強化によるユーザー数の拡大を目指す。
今回のラウンドに参加した地方銀行系ベンチャーキャピタルは、オーシャンリース、第四北越キャピタルパートナーズ、のとSDGsファンド、とっとりキャピタル、NOBUNAGAキャピタルビレッジ、肥銀キャピタルの6社。地方銀行系の出資企業は前回と合わせて12社となった。今後、全国の地方銀行とのネットワークを広げ、地方で活躍する生産者のサポートを強化する狙い。
「6月のシリーズC 1stクローズ以降、食べチョクと各地域との連携が加速しています。改めて地銀さんとの相性の良さを確信し、今回のエクステンションラウンド実施を決定しました。」（代表 秋元里奈氏）
ビビッドガーデンは2016年11月設立。野菜や果物をはじめ、米、⾁、⿂飲料などの⾷材と、花き類を⽣産者から直接購⼊できる産直通販サイト「⾷べチョク」の運営を行っている。2017年8月に正式ローンチ。2023年1月現在、全国70件のさまざまな自治体と連携し、8,100軒の生産者が登録、80万人のユーザーが利用する。代表の秋元里奈氏はスマホゲーム開発のDeNAでwebサービスのディレクターや営業チームリーダー、新規事業の立ち上げ、スマホアプリのマーケティング責任者などを歴任した後に起業、同社を創業した。
Data Base ビビッドガーデン