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AI認知症コミュニケーションロボット開発 ザ・ハーモニー、総額2億円調達。2023年春、福岡、大阪、東京23区で改良版リリース

AI認知症コミュニケーションロボット開発 ザ・ハーモニー、総額2億円調達。2023年春、福岡、大阪、東京23区で改良版リリース

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AIを使った認知症コミュニケーションロボットの研究、開発を行うザ・ハーモニーは1月31日、ベンチャーキャピタルのドーガン・ベータやリバネスキャピタル、池田泉州キャピタル、佐銀キャピタル&コンサルティング、九州広域復興支援ファンドのほか、事業会社の面白法人カヤックと個人投資家の大前創希氏から総額2億900万円の資金調達を行ったことを明らかにした。これまでの累計資金調達額は3億995万円。調達した資金で認知症コミュニケーションロボットの改良を重ね、2023年春に福岡、大阪、東京23区で改良版をリリースする計画。

ザ・ハーモニーは 2012年4月設立。AIを活用した認知症コミュニケーションロボットの開発、販売や認知症介護施設の運営などを展開する。2012年より認知症介護施設の運営を手掛けいた同社は2017年12月にAI認知症コミュニケーションロボットの研究開発を開始。現在開発中のぬいぐるみ型の認知症コミュニケーションロボットは、独自開発の認知症対話システム(2022年9月15日に特許登録済み)を搭載し、AIの活用により認知症高齢者がロボットとの会話や歌、クイズなどによるコミュニケーションが可能。認知症高齢者のQOLの向上や認知症の中核症状の進行の鈍化などの効果が得られるという。2021年9月から自施設を除く福岡県内の介護施設をはじめ、医療機関、自宅など27箇所に42台を導入、検証を実施している。

「僕自身が介護士として介護現場の課題を目の当たりにした経験をもとに、ケア事業部の認知症介護施設運営で培った知見やノウハウをテクノロジー事業部のロボット開発とかけ合わせ、介護にかかわる全ての人が笑顔で溢れる持続可能な社会を実現させてまいります。」 (ザ・ハーモニー 代表 高橋和也氏) 

Data Base ザ・ハーモニー

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