フリマアプリのメルカリ<4385>が7日に発表した2023年6月期 2Qの連結業績は、営業利益が前年同期△17億7,400万円の赤字から一転、58億3,200万円の黒字へ浮上した。売上高は同18.4%増の842億8,500万円に伸びた。国内フリマのMarket Place事業とフィンテック事業が好調だった。Market Place事業は流通総額がYoY+10%と想定通りに成長し、MAUはQoQで78万人増加の2,153万人と過去最高を更新。一方、広告宣伝費はYoYで縮小。加えて、不正関連費用減により支払手数料比率も縮小し、調整後の営業利益率は42%に上昇した。フィンテック事業は昨年11月にクレジットカード事業に参入し、「メルカード」の会員獲得に向け積極的な投資を行ったが、既存のCreditサービスが伸長したことで営業黒字を確保。苦戦する米国事業は営業損失△63億2,400万円と落ち込み、前年同期△45億6,700万円から赤字がさらに拡大。米市場のインフレなどによる購入鈍化が影響した。
【修正 2/9】
タイトルの記述に誤りがありました。△63.2円(誤)→△63.2億円(正)
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