無料ネットショップ開設サービスのBASE<4477>が8日に発表した2022年12月期の連結業績は、最終損失が前期△11億9,400万円から△17億3,200万円へ赤字が拡大し、減収減益だった。売上、利益ともに業績予想の上限を上回ったものの、オフライン消費の回復に伴うオンライン消費の減速が影響し、主力のBASE事業は流通総額の成長率が前期比で減少。同事業の売上高は74億9,400万円(前期比11.0%減)、営業損失△11億5,000万円(同△7億300万円)に終わった。オンライン決済サービスのPAY事業は、売上高は同45.2%増の21億300万円と成長したが、営業損失は△4,600万円(同△3,800万円)に悪化した。
これまで積極的な先行投資を継続してきた同社だったが、経営方針を見直す。2021年12月期通期決算時に開示したGMVの中期目標を取り下げ、先行投資を抑制する。2025年12月期の営業損益黒字化の目標は継続する。
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