17日、東京証券取引所が世界2.9億超ダウンロードを誇るモバイルペイントアプリを開発するアイビスの東証グロース市場への新規上場を承認した。上場予定日は3月23日。
アイビスは2000年5月設立。モバイルペイントアプリ「ibisPaint」や、オンラインギャラリー「ibispaint.com」の運営を行うモバイル事業と、システ ムエンジニアなどのIT技術者派遣サービス、モバイルアプリやWebアプリなどの受託開発・運用保守サービスを手掛けるソリューション事業を展開している。
自社開発のモバイルペイントアプリibisPaintは、世界19言語に対応し、ほぼフル機能を無料で使えるのが売り。これまでのダウンロード数は全世界で2.9億超、MAUは2022年12月に全世界で4,000万人に達しており、趣味や職業でイラストを描く子供からシニアまでの幅広い層から支持を得ている。2022年12月末現在のダウンロード数は海外ユーザが全体の92.5%を占め、中でもZ世代ユーザが61.6%を占めているのが大きな’特徴。収益モデルはアプリに表示されるは広告と、サブスクリプション型のプレミアム会員、売切型の販売モデル。2022年9月末時点のサブスクリプション型プレミアム会員数は63,779人(前期比95.5%増)、売切型アプリの累計販売数は556,020件(前期比35.3%増)。売上別では、アプリ広告13億5,687.7万円、サブスクリプションが1億3,834万円、売切型アプリ販売1億4,649.8万円となっている。一方、ソリューション事業は、これまでモバイル事業で20年以上に渡り培ってきた開発力を強みとし、設計から開発・運用までをワンストップで提供する。直近の業績は、2021年12月期(23期)売上高 27億4,415万円、経常利益 1億749.8万円、純利益 7,231万円だった。
Data Base アイビス