混雑情報プラットフォームを展開するバカンは21日、りそなキャピタル、四条、エッグフォワード、ユニゾンシステムズ、グローバルキャスト、ENEOSイノベーションパートナーズ、TVQ九州放送、Hamagin DG Innovation Fund、戸田建設などから融資を含む総額約8億円の資金調達を行ったことを明らかにした。これまでの累計調達額は、約28億円となった。調達した資金でサービス導入に向けた投資を強化し、事業展開を加速させる。
バカンは2016年6月に設立。あらゆる空き情報を配信する混雑情報プラットフォーム「VACAN」の運営を軸に、トイレサイネージメディア「アンベール」の展開、混雑情報を起点としたDXサービスなどの提供を行う。VACANは、IoTやAIの技術を活用してレストラン街やカフェ、トイレ、観光地、避難所、投票所などあらゆる場所の空き状況をリアルタイムに可視化し、配信するサービス。これまでに商業施設、オフィス、宿泊施設、自治体施設など、15,000以上の場所にサービスを提供する。2020年末からはトイレサイネージメディア「アンベール」の本格商用展開を開始。都心部を中心としたオフィスや商業施設など約7,000カ所で展開し、累計設置数は1年間で2倍超に増加した。
Data Base バカン