途上国の零細事業向けマイクロファイナンスを展開する五常・アンド・カンパニーが発表した決算公告によると、2022年3月期(8期)の純損失が前期 △10億6,307.5万円から△7億6,139.7万円へ赤字幅が縮小した。利益余剰金は △7億6,139.7万円、総資産 174億1,632万円だった。
五常・アンド・カンパニーは2014年7月に設立。アジア途上国の中小零細事業向け小口金融サービス“マイクロファイナンス”を展開する。現在5カ国9社のグループ会社を展開し、融資顧客数は150万人、融資残高は1,000億円超。2022年12月末時点、インド・カンボジア・スリランカ・ミャンマー・タジキスタンに配置するグループ従業員は8,600名を超える。2030年までに低価格で良質な金融サービスを50カ国1億人以上に届けることを目指している。
直近の資金調達は2023年2月に発表したシリーズE追加ラウンドの30億円。同シリーズEラウンドでは累計104億円の資金調達を行っており、創業時からの累計資金調達額は252億円に及ぶ。
Data Base 五常・アンド・カンパニー