養育費の受け取りを支援するサービスを行う小さな一歩が発表した決算公告によると、2022年4月期(2期)の純損失は△4億1,816万952円だった。利益剰余金は△9億4,028万2,316円、総資産 4億4,336万7,098円。
小さな一歩は、2020年6月に前澤ファンドから約10億円の出資を受けて設立。ひとり親に向けた養育費の受け取りをサポートするサービスを行う。当初は、受け取れていない養育費を、元パートナーに代わって支払する保証サービス「養育費あんしん受け取りサービス」を展開していたが、2022年9月、「養育費の回収が困難」などを理由にサービスを終了した。
同社は、前澤ファンドを運営するZOZO創業者 前澤友作氏の「社会課題の解決」や「趣味の追求」をテーマに掲げる事業を対象に「10人の起業家に100億円」を出資する企画により、合計4331件の応募から選ばれた事業の一つ。設立時は前澤友作氏自身が代表に就任するも、サービス開始のタイミングで代表を退き、2021年2月には取締役も退任した。
Data Base 小さな一歩