13日、飲食店が簡単に無料で公式アプリを開設できるサービスを展開するChompyは、同社が創業時から手掛けていたフードデリバリーサービス「Chompy」の運営を5月15日に終了することを明らかにした。デリバリー市場の競争激化を受け、リソースを他の事業へ集中すべきと判断した。最終注文受付時間は5月15日13:59。カスタマーサポート対応は、2023年6月30日23:59に終了する。配達員の新規登録は13日に終了した。
フードデリバリーサービス「Chompy」は2020年2月にβ版としてスタートし、2020年8月に正式にローンチ。他のデリバリーサービスでは出店していない個店や、審査制による厳選した料理のデリバリーが特徴の一つ。デリバリーエリアは、都内主要区限定ながら着実に拡大。2021年3月には会員数6.5万人超、利用可能店舗数は1,100店舗を超えた。
今後は、2021年8月にサービスを開始した、飲食店がモバイルオーダーなどのさまざまな機能を持つ公式アプリを無料で開設できるサービス「Chompy」に注力する。同サービスは開始後約1年で70以上のブランドが導入。2022年12月には、LINEミニアプリと連携し、飲食店はWebアプリ・スマホアプリ・LINEミニアプリ、すべてのUIからの注文データ、顧客データを一元管理できるようになった。
ChompyはDeNAトラベルで代表を務めていた大見周平氏が2019年6月に創業。2022年6月にはDelight Venturesとサイバーエージェントの藤田ファンドをリードとした複数のベンチャーキャピタルからシリーズBとなる総額7.8億円の資金調達を行い、累計資金調達額は17億円に達した。
Data Base Chompy