Hitachi Ventures CEO Stefan Gabriel氏
日立製作所がWeb3や生成AI領域の投資強化に乗り出す。総額3億USドルの資金を用意し、CVCファンド「HV Fund3号」を20日に設立した。Web3、AIをはじめ、ブロックチェーンやクラウドコンピューティング、5G/6G、仮想現実などの技術の進化とそれを応用した新しいサービスを牽引するスタートアップへの投資を拡大する計画だ。投資先スタートアップを選別するのは、ドイツに拠点を置く日立製作所100%出資子会社Hitachi Venturesで、2019年6月に設立した。1号、2号ファンドでは、IoTやAIから生まれる膨大なデータの処理を可能にする高速分散データ処理ソリューションや、サプライチェーン上流のスコープ3における温室効果ガス排出データを自動収集するソリューション、カーボンクレジットの質を評価するためのソリューションなどの分野へ合計21社のスタートアップに投資を行ってきた。
「今回の第3号ファンドでは、デジタル領域のビジネスや革新的なテクノロジーへの投資と協業により、日立のイノベーション戦略とグローバルな事業展開を後押します。」(Hitachi Ventures CEO Stefan Gabriel氏)
Data Base Hitachi Ventures