船舶用電池や電気運搬船の開発を行うパワーエックスが発表した決算公告によると、2022年12月期(2期)の純損失が前期△2億7,292.9万円から△22億5,504.4万円へ大幅に拡大した。利益余剰金は △25億2,797.3万円、総資産 78億8,462.9万円だった。
パワーエックスは2021年3月設立。大手海運会社の今治造船や日本郵船などと事業提携し、船舶用電池や⽇本の海域にある洋上⾵⼒発電所から海岸に⾃然エネルギーを輸送するための電気運搬船「Power Ark」の開発を始め、バッテリー型超急速EV充電器「Hypercharger」や大型定置用蓄電池「Mega Power」の開発、製造などを行なっている。
2023年1月に27億円調達、同2月には7.5億円調達。創業から2年で調達した資金は累計106億円に上る。代表はファッションECサイトのZOZO元COOの伊藤正裕氏。⽇本の⾃然エネルギー拡⼤促進を目指し、電気の蓄電と送電にイノベーションを起こすべく立ち上げた。
Data Base パワーエックス