Photo by Akimitsu Sano on Cookpad Team Blog
業績が悪化しているクックパッドは18日、創業者で筆頭株主の佐野陽光氏が10月1日付で同社の代表執行役CEOへ11年ぶりに復帰する人事を発表した。新たな経営体制に移行し、サービス開発を加速、業績改善へつなげる狙いがある。現代表執行役CEOの岩田林平氏は、執行役を退任後も取締役として引き続き経営に携わる。
創業者の佐野陽光氏は1997年10月に有限会社コイン(現クックパッド)を創業。2009年7月に東証マザーズへ上場し、2011年には東証一部へ市場変更。2012年に、カカクコムの代表を退任後、当時クックパッドの社外取締役を務めていた穐田誉輝氏と代表を交代するまで、クックパッドの成長を牽引した。その後、クックパッドは穐田氏の手腕によって事業拡大、一層の成長を遂げたが、2016年、創業者の佐野氏と経営陣の方針の違いをめぐる対立が勃発。結果、穐田氏はクックパッドを去り、その後の同社は業績悪化と共に株価も低迷。2019年12月期決算では上場以来初の赤字へ転落。直近の2022年12月期決算は、最終損失 △34.8億円(前期△23.8億円)だった。
Data Base クックパッド