19日、東京証券取引所が企業や個人向けにデジタル人材を育成するオンラインラーニングを展開するアイデミーの東証グロース市場への新規上場を承認した。上場予定日は6月22日。
アイデミーは代表の石川聡彦氏が東京大学在学中だった2014年6月に設立。エンタープライズ企業向けに展開する、AI/DX人材の育成支援オンラインラーニング「Aidemy Business(アイデミービジネス)」を軸に、講師派遣型のデジタル人材育成研修サービス「Aidemy Practice(アイデミープラクティス) 」や、システム開発から運用まで一気通貫で行うAI/DXソリューション「Modeloy(モデロイ)」のほか、個人向けのデジタル人材育成支援プログラム「Aidemy Premium(アイデミープレミアム)」の提供を行う。
主力事業のAidemy Businessは、PCやスマートフォン、タブレットなどを使い、企業のデジタル人材を育成する法人向けSaaS型オンラインラーニングサービス。AI、DXなどのデジタル技術を中心にエンジニア向け、ビジネス職向けに全188コース(2023年4月現在)を提供。ユーザーはコンテンツを自由に受講可能で、顧客企業側が育成したい人材のレベルに合わせたカリキュラムが設定できる。顧客企業のニーズに対して、カリキュラムをカスタマイズも提供する。サービス提供は、原則12ヵ月以上での契約が基本。ライセンス数に応じて利用料金が生じる。2023年1月時点、「Aidemy」シリーズの受講者数は20万人を超える。直近の業績は2022年5月期(8期)売上高 11億5,605.9万円、経常利益 △842.5万円、純利益 △895.7万円だった。
Data Base アイデミー