慶應義塾と野村ホールディングスが設立したベンチャーキャピタル 慶應イノベーション・イニシアティブが発表した決算公告によると、2023年3月期(8期)の業績は、純利益が前期217.9万円から△1,400.6万円赤字へ転落した。利益剰余金は6,659.2万円、総資産 4億4,199.6万円だった。
慶應イノベーション・イニシアティブは2015年12月設立。慶應義塾大学に限らず、大学や研究機関等の成果を活用したシード・アーリーステージからのリード投資を中心に、テクノロジー系のスタートアップへ投資を行う。2020年に設立した2号ファンドは総額103億円を集めた。
代表の山岸広太郎氏は慶應義塾大学経済学部卒業後、日経BPを経て米CNET日本法人シーネットネットワークスジャパン株式会社の設立に参画。「CNET Japan」の初代編集長を務めた。2004年にグリー株式会社を共同創業し、副社長に就任。2008年1月に東証マザーズ(現グロース)市場へ株式上場、2010年6月には東証1部(現プライム)へ市場変更した。2015年慶應イノベーション・イニシアティブ設立。代表取締役社長に就任した。
Data Base 慶應イノベーション・イニシアティブ