健康観察アプリを開発する筑波大学発ベンチャー企業のリーバーが発表した決算公告によると、2023年3月期(7期)の純損失が前期△1億9,297.7万円から△2億8,257万円の赤字へ悪化した。利益剰余金は△4億7,554.8万円、総資産 2億4,797.5万円だった。
リーバーは2017年2月に設立。24時間365⽇スマホで医師に相談ができるアプリ「LEBER(リーバー)」を軸に、教育機関を対象にした、毎⽇の検温結果と体調、出⽋席の報告ができる「LEBER for School」(6カ国語対応)と、企業向けに社員の検温・体調報告ができると「LEBER for Business」(6カ国語対応)の提供を行う。
リーバーはドイツ語の「LEBEN(命)」が語源。2018年1月に、iPhone版医療相談アプリ「リーバー」のサービスを開始し、2023年現在、登録医師は約400名、サービス利用者は100万人を超える。また、2020年には「健康観察機能」の提供を開始し、教育現場の健康観察業務を支援するサービスとして、全国33の自治体、累計1,600校の学校で導入された。
Data Base リーバー