AIによる契約書レビューサービスを手掛けるリセが発表した決算公告によると、2023年3月期(5期)純損失が前期△3億1,690万円から△5億3,544万円へ赤字が拡大した。利益余剰金は△10億3,483万円、総資産 1億8,319万円だった。
リセは2018年6月に設立。AIによる契約書レビューサービス「LeCHECK」の開発、提供を行う。LeCHECKは、AIによって契約書の作成やレビュー、翻訳、管理、ノウハウ共有などを行うクラウドサービス。通常、弁護士による契約書1通あたりのレビューコストは、少なくとも平均3万円ほどで、英文契約書だと10万円以上かかるが、中小企業向けに月額2万円で提供する。
代表の藤田美樹氏は、東京大学法学部、Duke大学ロースクールを卒業し、司法試験合格、司法修習を経て、2001年に西村総合法律事務所(現西村あさひ法律事務所)入所。その後、米国留学、NY州法律事務所勤務を経て、2013年パートナー就任。 2018年、「最高の法律助言を、最先端の技術で、合理的な価格で提供」をスローガンに起業、リセを設立した。
同社の発表によると、2020年11月、2021年11月にVCや個人投資家からそれぞれ2.1億円、5.5億円の資金調達を行なっている。
Data Base リセ
Tags