電通グループのCARTA HOLDINGS<3688>は10日、2023年12月期 通期 最終利益を前回予想1億円から△16億円赤字へ大幅な下方修正を行なった。昨年後半から広告主の出稿意欲が減退しており、一定の回復を見込んでいた今期も想定を下回って推移。加えてデジタルマーケティング事業の予約型広告が大きく落ち込み、一部取引の収益性が低下、通期売上、利益ともに前回予想を下回る見込みとなった。
業績悪化を受け、役員報酬の減額をはじめ、中途採用の凍結、福利厚生や各種手当の見直しなどの人材コスト削減のほか、システム費用、業務委託費や外注費の見直しなどにより、10億円規模の販管費削減の構造改革に取り組む方針。同日発表した2Q業績は、売上高 120億6,200万円(前年同期比△8.5%)、営業利益 5億8,200万円(同△87.0%)、経常利益 2億3,100万円(同△76.3%)、純利益 △11億9,400万円(同23億5,800万円)だった。
【修正 8/13】記事中、不適当な一文がありました。該当箇所を修正の上、お詫び致します。※出資分配金と為替差益の計上などにより利益を圧迫→削除
Data Base CARTA HOLDINGS
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