フリマアプリのメルカリ<4385>が10日に発表した2023年6月期 連結業績は、売上高が前期比17.0%増の1,720億6,400万円と過去最高を達成し、最終利益は前期△75億6,900万円の赤字から一転、130億7,000万円の黒字へ浮上した。国内フリマサービスのMarket Place事業とFintech事業が継続して好調だった。Marketplace事業は規律ある投資が奏功した。通期GMVが1兆円規模、MAUは2,200万人超へ成長した。Fintech事業では好調なCreditサービスが牽引し、調整前営業黒字に浮上。「メルカード」発行枚数125万突破した。国内事業の業績は、売上高1,221億9900万円(前年同期比22.0%増)、セグメント利益344億6,400万円(前年同期比107.3%増)だった。
一方、US事業は、引き続きインフレなどの外部環境の影響による購入の鈍化傾向が継続。通期GMV成長率は前期比11%減の101億5,00万USドル(約1,395億円)と振るわなかったが、売上高は前期比6.8%増の444億4,000万円と伸長。セグメント損失も、コスト見直しにより前期△121億3,500万円から△88億400万円赤字へ大幅に改善した。
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