ファンコミュニティプラットフォームやインフルエンサーマーケティングなどを展開するTHECOO<4255>は10日、2023年12月期の通期売上高を前回予想の△26.1%減となる38億4,000万円へ下方修正した。最終損失も前回予想△4億9,000万円から△8億7000万円へ赤字が膨らむ見通し。ファンビジネスプラットフォーム事業(旧Fanicon事業)が低調で推移したほか、2023年4月に発覚した従業員複数名による架空発注や水増発注などの不正行為の影響が大きく、デジタルマーケティング事業の大型発注減少や案件成約率低下などを招いた。加えて、不正行為を受けて立ち上げた独立調査委員会などによる調査費用1億9,000万円の特別損失を2Qで計上。通期業績は売上、利益ともに前回予想を下回る見通しとなった。同日発表した2Q業績は、売上高 18億9,800万円(前年同期比△4.4%)、営業利益 △2億1,700万円(同△75.9%)、経常利益 △2億2,900万円(△89.8%)、純利益 △4億3,100万円(△255.1%)だった。
Data Base THECOO
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