業績が悪化しているアジャイルメディア・ネットワーク<6573>は18日、10日付で公表した役員報酬の減額に続き、エキスパート職以上の職員を対象とした給与を減額する方針を固めた。業績悪化に歯止めをかけるため、更なる経営合理化策を講じる必要があると判断した。部長・マネジャ職とエキスパート職の従業員を対象に、9月~12月の4カ月間、月額給与の5%を減額。これにより計約100万円の人件費削減効果を見込んでいる。
アジャイルメディア・ネットワークは同社元役員の逮捕や債務超過などの財政状態への懸念を受け、一部顧客との契約解除や新規顧客獲得の鈍化などで業績悪化が深刻な状況が続いている。10日には、2023年12月期の通期純損失を前回予想△1億6200万円から△2億300万円へ下方修正。あわせて8月から12月までの5カ月間の役員報酬減額を決定した。
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