企業向けIT業務の統合管理クラウドサービスを提供するジョーシスは6日、グローバル・ブレインとグロービス・キャピタル・パートナーズをリードインベスターとして、ジャフコやラクスル、SMBCベンチャーキャピタル、農林中金キャピタル、31Ventures、Z Venture Capital、WiL、NTTドコモベンチャーズ、Yamauchi No.10 Family Officeなど計18社からシリーズB総額135億円の資金調達を行ったことを明らかにした。エンタープライズ事業の強化とグローバルでの事業展開を推進する計画。まずは北米、APACで事業を開始し、2025年末までに100カ国以上でのサービス提供を目指す。
ジョーシスは2021年9月にラクスルの新規事業として創業し、2022年2月に分社化し、設立した。企業の情報システム部門のオペレーション業務を自動化する統合管理クラウドサービス「ジョーシス」の提供を行う。ジョーシスは、企業のITデバイスやSaaS管理などのノンコア業務を効率化するプラットフォーム。社内で利用されているソフトウェアアプリケーションとデバイス管理を自動化、最適化するほか、ノートパソコンやモバイル機器の購入、設定、出荷、修理、保管までを網羅するITアウトソーシングサービスを提供する。2022年9月にシリーズAラウンドで44億円を調達し、収益は1年で10倍に伸長。2023年9月現在の利用企業数は300社以上に及ぶ。2022年7月(1期)の業績は、純利益 △2億6,813.6万円、利益剰余金 △2億6,813.6万円だった。
Data Base ジョーシス