米バイオベンチャーRakuten Medicalの日本法人 楽天メディカルが発表した決算公告によると、2022年12月期(7期)の業績は、純利益が前期4,649.4万円から1億8,263.4万円に拡大した。利益剰余金は3億1,205.8万円、総資産 20億6,839.9万円だった。
楽天メディカルは、米国サンディエゴを拠点とする楽天グループのバイオベンチャーRakuten Medicalの日本法人で、2017年3月に設立。米法人は研究者ミゲル・ガルシア・グズマン氏と三木谷浩史との出会いにより、2010年に米国サンディエゴで創業。特定の細胞に対し選択性に優れ、免疫活性も期待できる「アルミノックス」をベースにベースに医薬品・医療機器の開発を進める。アルミノックスは薬剤と光を組み合わせた、がんをはじめとした様々な疾患に対する新しい治療法を開発するための技術基盤。米国国立がん研究所の小林久隆氏らが開発したがん光免疫療法が基となっている。最初の医薬品「ASP-1929」は、米国食品医薬品局(FDA)からファストトラック指定を受けている。日本では、2021年1月に切除不能な局所進行、局所再発の頭頸部癌治療用医薬品として、同医薬品と組み合わせて用いる医療機器とともに販売を開始した。
Data Base 楽天メディカル
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