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途上国マイクロファイナンス 五常・アンド・カンパニー、純損失△7億→△21億円。連結営業利益は黒字化。累計289億円調達

途上国マイクロファイナンス 五常・アンド・カンパニー、純損失△7億→△21億円。連結営業利益は黒字化。累計289億円調達

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途上国の零細事業向けマイクロファイナンスを展開する五常・アンド・カンパニーが発表した決算公告によると、2023年3月期(9期)の業績は、売上高6,787.9万円、純損失が前期△7億6,139.7万円から △21億3,024.8万円に拡大した。利益余剰金は △21億3,024.8万円、総資産 258億263.8万円だった。

五常・アンド・カンパニーは2014年7月に設立。アジア途上国の中小零細事業向け小口金融サービス“マイクロファイナンス”を展開する。現在5カ国9社のグループ会社を展開し、融資顧客数は150万人、融資残高は1,000億円超。2022年12月末時点、インド・カンボジア・スリランカ・ミャンマー・タジキスタンに配置するグループ従業員は8,600名を超える。2030年までに低価格で良質な金融サービスを50カ国1億人以上に届けることを目指している。直近の資金調達は2023年2月に発表したシリーズE追加ラウンド41億円。創業時からの累計資金調達額は289億円に達した。

なお、同社発表によると、2023年3月期連結の金融収益は186億円、営業利益17.6億円となり連結黒字化を達成。2021年9月末にグループ化したタジキスタンのマイクロファイナンス機関「Humo」の業績が寄与したほか、インドを中心としたグループ各社の成長や、新型コロナやミャンマーのクーデターの影響を受けた延滞債権への引当が一服したことなどが追い風となった。

Data Base 五常・アンド・カンパニー

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