仮想空間共有技術プラットフォームの開発、提供を行う monoAI technology <5240>は20日、2023年12月期の通期売上高を前回予想 18億8,600万円から12億7,100万円へ下方修正し、同営業利益が1億円から△1億5,400万円の赤字へ転落する見通しを明らかにした。主力のメタバースサービス事業において、主要取引先からの大幅な売上高減少が響いた。また、新規パイプラインの受注規模も予想を下回り、XRイベントサービスも前年度の売上高成長までには至らず、売上、利益ともに前回予想を大幅に下回る。業績悪化を受け、代表取締役社長と取締役の役員報酬を3カ月間それぞれ30%、15%を返上する方針で、経営責任を明確化する。
monoAI technology は2013年1月に設立。オンラインゲーム開発で培った通信技術とAI技術をコアとするXR技術を強みに、誰でも簡単に仮想空間でイベントを行うことができる仮想空間共有技術プラットフォーム「XR CLOUD」の開発、OEM提供などを行なっている。2022年12月に東証グロース市場へ新規株式を上場。初値は公開価格660円の約2倍となる1,280円だった。公開株数は1,675,000株、初値ベースの時価総額127億円、株式上場による資金吸収額 11億円。
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