ヘリコプターによるフライトサービスを展開するSpace Aviationは16日、ZOZO創業者の前澤友作氏が率いる前澤ファンドから総額10億円の資金調達を行なったことを明らかにした。調達した資金でパイロットや整備士の人材採用の拡大をはじめ、eVTOLなどの次世代エアモビリティの活用を見据えた各拠点の機能強化などを図る。
「空の上のタクシーみたいに、アプリで呼んだらすぐにヘリコプターが来て、どこへでもさくっと飛んで行ける。『ヘリタクシー』が当たり前の時代になるようにしたいと思います。」(前澤友作氏)
Space Aviationは2019年5月に設立。ヘリコプターによる観光遊覧飛行をはじめ、旅客輸送やライセンススクール、防災・減災支援のほか、航空機売買事業などを行う。現在、京都本社(JPD京都ヘリポート)、岡山整備主基地(岡南飛行場内)、北海道洞爺湖、東京、千葉、神奈川、熊本、沖縄本島、石垣島を拠点に、合計45機の航空機を用いて全国でフライトサービスを展開するほか、平時の経済観光振興と、有事の応急支援による航空機活用を目的とした連携協定を、これまでに広島県江田島市、千葉県木更津市、北海道余市町の3市町と締結する。
Data Base Space Aviation