13日、東京証券取引所が生産者と消費者を結ぶECプラットフォームを展開する雨風太陽<5616>の東証グロース市場への新規上場を承認した。上場予定日は12月18日。
雨風太陽は2015年2月設立。生産者から直接購入できるCtoCプラットフォーム「ポケットマルシェ」の運営を軸に、生産者の下で自然体験をする「ポケマルおやこ地方留学」や、地方へ分散納税しながら生産者から返礼品が直接届く「ポケマルふるさと納税」などのサービスを展開する。
ポケットマルシェは生産者と消費者が直接コミュニケーションできるECプラットフォーム。生産者は野菜・果物・魚介類を中心に多様な食材を出品できる。一方、都市圏在住者を中心とする消費者は、バラエティ豊かな四季折々の食材を産地から直接購入できる。収益モデルは販売手数料。直接生産者とコミュニケーションが取れる仕組みが売りで、これまでに生産者と消費者の間で累計800万回以上のやり取りが発生しており、安定した売上成長と収益基盤となっている。2016年にサービス開始し、2023年9月時点、生産者の登録数は全国各地約7,900人、70万人以上のユーザーが登録する。
直近の業績は、2022年12月期(8期)売上高 6億3,598.8万円、経常利益 △3億2,131.3万円、純利益 △3億2,217.8万円だった。
Data Base 雨風太陽