28日、不動産業界向けクラウドサービスを展開するCocolive<137A>が東証スタンダード市場へ新規株式を上場した。初値は3,990円で、公開価格1,780円を124.16%上回った。公開株数は707,500株、初値ベースの時価総額 11,6.4億円、株式上場による資金吸収額 12.5億円。調達資金はサーバやセキュリティ費用、人材採用、オフィス移転関連費用などに充てる。
Cocoliveはトリップアドバイザーや楽天トラベルで代表取締役社長を努めた経験を持つ山本考伸氏が2017年1月に資本金100万円で設立。日本国内の不動産会社に対して、マーケティング活動を自動化するツール「KASIKA」の開発、提供を行う。KASIKAは不動産会社の営業担当者の営業活動を効率化するクラウドサービス。2017年5月にサービス開始。初期費用50,000円に加え、店舗数課金とユーザ数課金によりサービスを提供しており、店舗数課金では1店舗利用あたり月額50,000円から、ユーザ数課金ではユーザ10名以下までが50,000円から。2023年5月時点、MRR(Monthly Recurring Revenue)は6,817.7万円、有料契約社数920社だった。
直近の業績は、2023年5月期(7期)売上高 7億9,700万円、営業利益 1億4,000万円、経常利益 1億4,000万円、純利益 9,700万円だった。2024年5月期の業績予想は、売上高 10億3,800万円、営業利益 2億2,500万円、経常利益 2億2,200万円、純利益 1億5,300万円の見通し。
Data Base Cocolive