3Dプリント義足を製造販売するインスタリムは6日、JICベンチャー・グロース・インベストメンツや三菱UFJキャピタル、アイティーファームら計8社による第三者割当増資と、日本政策金融公庫、大和ブルーフィナンシャルからの融資により、シリーズB総額約9億円の資金調達を行ったを明らかにした。調達資金でフィリピン・インド事業を加速させるほか、年内にウクライナ、インドネシアへの事業を実施し、海外展開を強化。今後、IPOまで3年以内に10カ国以上への事業展開を目指す。
インスタリムは2017年3月に設立。3Dプリンティング、AI技術を活用し、従来の約10分の1水準の低価格・短納期を実現した義足の製造、販売、ライセンス展開を行っている。現在、日本・フィリピン・インドの3カ国で事業展開。フィリピン・インドでは既に2,800本以上の3D義足の提供実績を持つ。2019年に事業を開始したフィリピンでは2022年11月に単月黒字化し、年次成長率120%程度で成長継続。インドにおいても、2022年の販売開始から1年、月次成長率130%のペースで成長しており、2023年からは、3D-デジタル義足製造ソリューションをパッケージ化し、世界各国の義足・義肢装具製作所に向けてライセンス提供する事業を開始した。
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