29日、スマートフォン向け投資アプリを開発するグリーンモンスター＜157A＞が東証グロース市場へ新規株式を上場した。初値は1,700円で、公開価格980円を73.47%上回った。公開株数は1,150,000株、初値ベースの時価総額 54.2億円、株式上場による資金吸収額 11.2億円。調達資金は人件採用やシステム開発、広告宣伝費などに充てる。
グリーンモンスターは2013年7月に設立。FX、株式投資、資産形成をゲーム感覚のデモトレードやシミュレーションにより体験型で学べるスマートフォン向けアプリの開発・運営のほか、ファイナンシャルプランニングサービスを展開する。 現在運営中の主要アプリはFXデモトレードアプリ「FXなび」、マネープランシミュレーションアプリ「トウシカ」、株式投資デモトレードアプリ「株たす」など。2023年6月期の年間アプリダウンロード数は1,514,129件、平均報酬単価25,943円だった。中でも稼ぎ頭となっているのが「FXなび」で、同アプリの2023年6月期連結売上高に占める割合は76.5％に及ぶ。ビジネスモデルは、ユーザーがアプリを介して証券会社やFX会社の口座開設したときに成功報酬として収益が得られるアフィリエイト広告。
2023年6月期の業績は、売上高 17億1,100万円、営業利益 1億6,400万円、経常利益 1億6,900万円、純利益 1億2,100万円だった。2024年6月期の業績予想は、売上高 20億7,100万円、営業利益 3億2,300万円、経常利益 3億2,300万円、純利益 2億1,300万円の見通し。
Data Base グリーンモンスター